私立大学法学部准教授の講義・研究・趣味の日誌
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私立大学准教授30代。
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2007/06/25(月)―試験・レポート対策、裁判所による事前差止め


【基礎演習】
 論文・レポートの書き方。前提として、前期試験・レポートの調査。1年生だがなかなか試験もレポートも多いようである。

 まだなかなか法律学のイメージがつかめないままというところがあるようで、苦労していることは伝わった。少し心配にもなったので、法律学で何を学ぶのか?をわずが10分ではあるが話したら、彼らの表情が若干明るくなったように思われた。ちょっと安心し、同時に、来年度の基礎演習の糧になりそうな1時間だった。

【憲法1】
 論述試験の内容を公表し、同時に、法学の試験で何が求められているかを10分程度話す。

 授業は、表現の自由とプライバシー・名誉毀損の救済手段としての裁判所による出版の事前差止め。

【授業に関するメモ・疑問・感想】
(1)①北方ジャーナル事件、②「石に泳ぐ魚」事件、③週刊「文春」事件について、①と②③の差異は、「名誉/プライバシー」という構成の違い(あるいは、後者は、名誉・プライバシーも含めた人格権とした)や、②については既に雑誌で発表された小説の単行本化、③については販売ルートに乗っていない分についてのみの差し止めという特殊事情があり、それぞれ被害者の利益保護に視点を置いたのではないかという指摘。
(2)メディアに対する反論文掲載権について、アクセス権として一般的に認めることは困難にしても、民法§723に基づく名誉回復手段として認めることは可能か。名誉回復手段としての謝罪広告よりも有効で、憲法§19との問題が生じにくくはある。
(3)表現の自由の価値を、「有害」サイトや「有害」掲示板、あるいは、詰めの甘いマス・メディアの報道などに辟易している学生にとって説得力ある形で提供できるか(ニヒリズム、規範的正義論)。「耳障りの良い」「大衆迎合的人道主義的」表現には過剰なまでに賛同し煽動しやすい自分や、情報統制・報道管制という事実を知れば変わるか。それにしても、過剰な人道主義の怖さは格別である。宇宙人と話している気にすらなる。

【単なるメモ・ToDo】
(1)研究費で全集モノや高価本を揃えるという甘美な誘惑。
(2)授業運営が少し楽になった。
(3)試験前になると学生の研究室訪問が増加する。
(4)石川健治『自由と特権の距離 増補版』と、長谷部恭男『憲法〔第3版〕』は購入急げ。
(5)ハンナ・アレント遺稿集の『責任と判断』がほしい。





2007⁄06⁄26 15:00 カテゴリー:大学 comment(0) trackback(1)
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 日本軍の失敗から見えてくるものは非常に多い。 論功行賞ばかりで、罰のない日本の官僚性 ミスをしても、とがめられることも、出世コースから外れることのないエリート官僚 まさに日本軍の高級将校と同じではないでしょうか。 このような組織、制度が日本をだめにし... 政治が最高によかった
2007/10/05 05:30

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